暮らしを彩るものたちについて

30代の日々のこと。幸せでいるためのマイルール。

「好き」の増やし方

ブログご紹介後、早速たくさんのご訪問ありがとうございました!

これからもマイペースに更新しますので、お付き合いいただけますと嬉しいです♡

 

 

さて、突然ですが、私周りの人の好きな事・物を聞くのがとても好きです。

 

好きな食べ物、好きな本、好きなお店、好きな色…どんなことでも。

恋愛の話も楽しいけれど、もっとあなたの好きを聞かせて!って思っちゃう。

 

好きなことを話している時の、その人のキラキラした目や明るいエネルギーが好きなんだと思います。そういうポジティブなものに、ずーっと触れていたい。



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私自身、今でこそ好きなものが溢れるほどありますが、元々は「自分の好きが分からない」ことがコンプレックスでした。

 

24歳の頃の手帳に、

「25歳までに自分の好きをはっきりさせる!」

なんてことを書いたのを覚えています。笑

 

 

先日自分の好きなものを羅列していて、ふと「20代のうちにすごく増えたなぁ」、と。

改めて思い返してみて分かってきたことがあるので、皆様にもシェアします。

 

 

それでは早速、

私が思う、自分の好きを見つけるために効果的だったこと。

 

一見無駄に思えるものを大切にする、

色々なものに触れる、

周りの人が良いと言ったものは試してみる、

憧れと好きを混同しない、

目に入ったもの全てを好きか嫌いかで判断してみる(好き嫌いゲーム)、

好きなものを組み合わせる、

 

です。

 

自分の輪郭がぼんやりしていた当時、少しでも興味を持った物事には必ず触れるようにしていました。習い事だけではなく、本や映画、なんだか気になるお店、ライフスタイルレベルのものまで色々と。

 

その過程で、必ずこれは違うな、というものが出てきます。

それは最初から分かることもあれば、しばらくしてからのこともしばしば。

もちろん、お金も時間もかかっています。

 

一見無駄かもしれません。

また違うのか、と自分にがっかりすることだってあります。

でも、その代わり自分の心が反応しないものがだんだん分かってきます。

 

これを繰り返すうちに、私は自分の輪郭が少しずつはっきりしてきました。

 

今、本当に大切なものだけを大事にするシンプルな生き方が流行っていますし、私もそんな在り方にとても憧れます。

でもそれって、自分の中に沢山のデータがあるからこそ、本当に大切なひとつを選べるのだと私は思っています。

一見無駄に思えるような事を大切に見つめてみて、そこで初めて見えてくるものが必ずある。

もちろん中には、好き嫌いを直感で瞬時に見分けられる人もいます。

でも、私のように自分の好きが曖昧なタイプの人間にはすごく大切なことでした。

 

いろいろ経験して、自分のデータを増やしてから、少しずつ削ぎ落としていく。

そこにはきっと、純度の高い「好き」が残ります。

 

20代のうちにこの作業をしたのは、とても大きかったと思います。

 

あとは、周りの人に最近良かったものや楽しかったことを聞くのもすごく効果的。

なぜなら、意識していなくても、やっぱりどうしても自分の興味というものは偏ってしまうから。

好きを見つけるためには、自分の枠を超えてみることも大切だと思います。

 

これは、「憧れと好きを混同しない」にも少し繋がるかと。

例えば、自分の中に「カフェでコーヒー片手に本を読む素敵な女性」への憧れがあるとします。

でも、私の経験上、その憧ればかりを追いかけていると、自分の内なる願望に鈍感になってしまうのです。

 

私はその枠を飛び越えることで、家のソファーで寝っ転がってだらだらマンガを読み続ける休日、という時間もたまらなく好きだと言うことに気づきました。♡

昔はこんな時間が大好きだったのに…いつの間にか、自分の感情に蓋をしてしまっていたみたい。

 

もちろん毎日それではまずいけれど、要はバランスでしょうか。

「憧れの女性はこんなもの好きじゃない」、そんな思い込みで自分を縛るの、やめてみませんか?

自分自身のオリジナルで良いのでは。

個人的にはギャップのある女性もすごく好きですし、そこから生まれる化学反応はとってもおもしろい、と思います。

(私、キングダムを愛してますが、そんなん読むんですか?!とよく言われます。でも、そこから広がる話題や人間関係がとても楽しいし、嬉しい。)

 

ただ、ストイックさもその人の才能だと思いますし、そもそもそういう自分だからこそ好きになれる人もいる。

上記はあくまで私にとって良かったことです。

 

 

ちなみに、好き嫌いゲームは、ただ目に入ったもの全てを「好き」か「嫌い」かで分類するだけです。笑

「どっちでも良い」はダメですよ!

直感力が磨かれるのでおすすめです。

 

 

こうして自分の輪郭がはっきりして好きの断片が揃ってきたら、それらを組み合わせるのもすごく楽しい作業です。

 

例えば、好きなものリストに

「コーヒー、レモンケーキ、クラシックなホテル、○○さんのエッセイ、クリスマスツリー」があるとします。

私は頭の中でそれらを組み合わせ、

「クリスマスツリーのあるクラシックなホテルで、美味しいコーヒーとレモンケーキを食べながら本が読みたいなあ」と考えます。

これを全部満たしてくれるような場所はどこかな、とリサーチします。

そこで素敵な時間が過ごせたら、今度はその場所が自分の好きなものリストに仲間入り。

 

これによって、私の「好き」はどんどん増えていきました。

 

 

好きが増えると毎日の輝きがちがう。

自分の好きなものリストを見返すだけでワクワクしたり穏やかな気持ちになったり勇気が出たり。

これが私よ、って思うんです。

自分で掬いあげ、感動して、愛を注いだ宝物たち。紛れもない私の個性。

 


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最後に、またちょっと違うのかもしれませんが、松浦弥太郎さんの「センス入門」は、日々過ごす上での視点の持ち方として、とても参考にしています。何度も読み返している一軍の本。

 


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「あなたの心の中には、あなた自身が経験したり発見したりして得たものがありますか?」

(本文より)

 

結構前の本ですが、書店の目に入りやすい場所にも置かれてました。

おすすめなので、ぜひ♡♡

 

 

 おはぎ